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先日、大谷がタンクトップ姿で取材に応じたのですが、ムキムキで……」
と大手紙メジャー担当記者が苦笑する。
「その姿を報じた『サンデーモーニング』で、張さんがダメ出ししてましたね」
“張さん”とはもちろん野球解説者の張本勲氏のこと。具体的には、
〈ダメだねぇ、大谷は。あんな体つくっちゃダメ。プロレスじゃないんだからね。野球に必要なものだけでいいんです。ケガしますよ〉
と述べたのだった。
張本氏のダメ出しは、ネット上ではよく“また老害が……”などと煙たがられることが多いのだが、今回は風向きが違う。
「野球選手のウエイトトレーニングは、打者の場合は金本や新井、中田翔など肯定派もいますが、イチローや巨人の坂本など多くの打者が否定派なんです」(同)
代わりに彼らがやっているのが“初動負荷トレーニング”。軽めの筋トレで、体幹を磨くもので、今季渡米した山口俊ら多くの選手が採り入れているという。
「投手はほとんどが筋トレ否定派。フルウエイトをやっているのはダルビッシュくらいでは?」(同)
そのダルビッシュ、いつもツイッター上で張本氏に噛みついているが、今回ばかりは鳴りを潜めている。
「ウエイトトレーニングは、パワーヒッターにはある程度効果があるとしても、投手にはむしろマイナスとされていますね」
とスポーツ紙デスク。
「大谷は“二刀流”なので、どちらで評価すればいいのか……。本人は、“筋トレは打力向上のため”と言っていますが……」
大谷のオープン戦での成績は19打数2安打11三振。打率は1割台前半で本塁打はゼロだ(11日現在)。お世辞にもうまくいっているとは言えない状況である。
まもなく開幕。答えは自らの“腕”で出すしかない。
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